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羽目板の外壁塗装ではどのようなポイントを押さえればよいのでしょうか。このページでは羽目板の特徴やメンテナンス方法を解説します。
この記事を要約すると、、、
羽目板の外壁を適切にメンテナンスすることで、長期間美観を維持し、建物全体の寿命を延ばすことができます。
羽目板とは、木の板を連続的に貼り付けたタイプの外壁を指します。木材の温かい雰囲気が外壁によく合いますが、素材が直接外気に触れるためメンテナンスが重要になります。
特に乾燥や腐食には弱く、明らかな劣化がみられる場合や最初に外壁塗装を行ってから年数が経過している場合には、早めに外壁塗装を行うことが大切です。
羽目板は本物の木材を使用するため、断熱と調湿効果に優れています。メンテナンスを続ければ100年間は長持ちするともいわれています。部分的な張替えが可能でメンテナンスがしやすく、かつての日本では羽目板による外壁が多く用いられていました。
羽目板のデメリットは、メンテナンスの間隔が他の外壁よりも短いことにあります。3年〜5年が経過した際に点検を行い、塗装の剥がれている場所に再度外壁塗装を行う必要があります。
羽目板の外壁塗装は、一般的な外壁塗装の相場と同程度。塗装の面積や広さ、塗料の種類に応じて料金が異なりますが、一般的に40坪程度の2階建て住宅で70万円〜となります。
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羽目板の外壁塗装は、3年以上が経過した段階で検討しましょう。木材は雨や風にさらされると劣化が進み、コーディング塗装も徐々に剥がれ落ちていきます。塗り直しの作業をこまめに続ければ、長く美しい状態が保てます。
特に湿度が高く、雨がよく降る地域では羽目板のメンテナンスを欠かさないように注意し、シミやカビなどの木地汚染がみられたときは早めにメンテナンスを行ってください。
羽目板の外壁塗装は、通常の外壁塗装と同じく下地処理を施します。古い塗膜を落とし、塗料が付着しやすい状態にする作業です。
下地処理の後は、2回または3回に分けて塗りの作業に入ります。3回の場合、はじめに「下塗り」次に「中塗り」最後に「上塗り」を行って完成です。
羽目板の劣化具合によっては貼り替えが必要になるため、その作業もあわせて行いながら美しい状態に仕上げていきます。