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外壁塗装する際、建物の外壁材に合わせて適切な形で塗装を行って行かなければなりません。そこで、RC造の外壁塗装を行おうと考えている方のため、そもそもRC造とは何かと、塗装する際におさえておきたいポイントについて解説します。
この記事を要約すると、、、
RC造の外壁塗装の基本を理解することで、美観を保ちながら建物の寿命を延ばすことが可能です。
RC造とは「Reinforced Concrete」の略であり、鉄筋コンクリートのことをいいます。鉄筋コンクリートは、鉄筋とコンクリートの両方で構成されている外壁材のことです。鉄筋とコンクリートが持つそれぞれの欠点を補うことができ、強度が高い特徴を持っています。
RC造のメリットとデメリットは以下の通りです。
耐火性能が優れており、熱に耐える力、燃えにくさを兼ね備えています。長時間高温にさらされても燃えたり変形したりしないのがメリットです。さらに厚みがあることから遮音性が高く、外から音が伝わりにくくなります。耐震性が高いのも大きなメリットです。
デメリットとして、他の建築構造物と比較してコストがかかることや、補修工事の際も費用が高くなることが挙げられます。また、水を吸収しやすい素材である点がデメリットです。
RC造の塗装をする際には、先に補修が必要な場所はしっかりと直しておきましょう。鉄筋コンクリートが劣化すると、カビやコケが生えたり、シミや黒ずみが発生したりします。さらに、クラックと呼ばれるひび割れ、鉄筋の錆なども代表的な劣化症状です。
これらに適切な対処をした上で、コンクリートの性質と相性が良い撥水剤やクリヤー塗料、透湿性塗料、弾性塗料光触媒塗料などの塗料を選ぶことがポイントといえます。
RC造の塗装をする際には、はじめに下地処理から行います。コケや藻などが発生している場合は、高圧洗浄が必要です。続いて、クラックなど欠損部分の補修を行います。
こういった下準備を整えてから塗装することで仕上がりが良くなるだけではなく、塗装を長持ちさせることが可能です。選択する塗料によって塗膜に性能を付加させることも可能であるため、どの塗料を選択するのかについてはよく検討してみてください。