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レンガの外壁塗装ではどのようなポイントを押さえればよいのでしょうか。ここではレンガの特徴やメンテナンス方法を解説します。
この記事を要約すると、、、
レンガ外壁の種類ごとの特性を理解し、適切なメンテナンスを行うことで、美観と機能を長く保つことが可能です。
実はレンガには主に3つの種類があります。本物のレンガの外壁とレンガ調の外壁、レンガ風サイディングボードです。 本物のレンガは粘度をベースに泥や砂を混ぜて固めたもの。
耐火性が高く、メンテナンスも必要ありません。ヨーロッパで多く見られますが、日本の住宅ではあまり見られません。レンガ調の外壁やレンガ風サイディングボードは、まるで本物のレンガのようにデザインされているのが特徴で、レンガより軽量で施工しやすいメリットがあります。
レンガ外壁、レンガ調外壁、レンガ風サイディングそれぞれのメンテナンス方法を確認しましょう。
レンガは日光に当たったり水に触れたりしてもほとんど劣化せず、苔やカビも生えにくいです。海外のレンガ造りの建造物では築100年を超えるものも多くあります。大きなメンテナンスを必要とせず、日本の一般的な住宅のように再塗装をする必要もありません。
メンテナンスの手間がかからないレンガ外壁ですが、容易にリフォームしたり外壁の雰囲気を替えたりといったことが難しいのがデメリット。また万が一地震によりレンガが崩れたり割れてしまったりした場合には補修が必要となります。
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レンガ調外壁は本物のレンガ同様、経年劣化しないため塗装が必要ありません。ただし湿式工法で施工する場合は目地のモルタルが劣化してしまいます。モルタルにひび割れが発生するとタイルが割れてしまうことがあり、その都度補修が必要となるでしょう。
乾式工法の場合はシーリングの劣化に注意しなくてはいけません。タイルをひっかけるための金属部品が錆びてくることもあります。すぐに異変に気付けるよう、日頃からチェックすることが重要です。
レンガ調外壁の定期的なメンテナンスは、外壁の洗浄と目地部分の補修が基本となるでしょう。
レンガ風サイディングは定期的な再塗装が必要となります。塗膜がなくなるとサイディングにひび割れが発生したり雨が染み込み浸水したりする恐れがあるためです。またシーリング剤は5~10年程度で劣化するため、こちらもメンテナンスが必要となります。
サイディング塗料は種類によって耐用年数が異なります。ウレタン系は価格が安いものの耐用年数は7年程度と短め。フッ素系や無機系は価格が高くなりますが、耐用年数が20年以上のものもあります。メンテナンスの頻度を減らしたい場合は塗料をしっかり選定しましょう。