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外壁塗装と併せて行いたい、瓦の葺き替えのメリットや費用について解説しています。
この記事を要約すると、、、
屋根の寿命や状態を考慮し、外壁塗装と一緒に信頼できる業者に依頼することで、効率よくリフォームを行えます。
屋根のリフォームといえば、「塗り直し」が一般的です。でも、ある程度の年数が経ち、屋根の劣化が進んでしまうと、いずれは既存の瓦をすべて新しいものに変える「葺き替え」が必要になります。
どうせ工事するなら外壁塗装の際に一気に葺き替えもしてしまうのがおすすめですよ。その理由について詳しく解説していきます。
屋根の葺き替え工事と外壁塗装を同時に行うことで足場代の節約が可能です。
悪徳でない、まともな会社であれば、屋根の葺き替え工事には必ず足場を組みます。外壁塗装と別々に依頼すると、それぞれの工事で足場の設置・撤去が必要になるので費用が2回分発生してしまうことに。同時に行うことで資材も時間も節約できるという利点があります。
外壁と同様に屋根も傷むことを考えれば、同時に工事しても損はないでしょう。
屋根のメンテナンス方法には「葺き替え」の他に、「カバー工法」というものがあります。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
今ある屋根の瓦をすべて撤去して、新しい瓦に替えていく方法です。屋根だけでなく下地まで傷んでいて、既に雨漏りを起こしている場合などは葺き替えが有効です。
今ある屋根瓦の上に屋根材を乗せて、屋根を二重にする方法。雨漏りするまで傷んでいないのなら、こちらの方法のほうが手軽かもしれません。
古い家屋は、日本瓦かトタンの屋根、その他の建物は粘土板岩でつくられたスレート屋根が多く採用されています。
屋根の葺き替え工事で多いパターンは日本瓦や古いスレートから、新しいスレート屋根への葺き替えです。ただし、最近は軽量でサビが出にくいガルバリウム鋼板素材の人気も高まっています。
ガルリウム鋼板の屋根は従来の亜鉛メッキ鋼板に比べサビに対して3~6倍の耐久性を持つのが特徴。一般的な屋根だと切断部分や屋根表面のキズからどんどんサビが発生していきますが、ガルバリウム鋼板はサビが発生するとその周辺の亜鉛が反応して保護シートのような役割を果たし、それ以上サビが悪化しないように働いてくれるのです。
加工のしやすさからも重宝されていて、さまざまな屋根に対応することができます。保証期間も長いので、ぜひ一度チェックしてみてください。
ご自身が屋根に求める性能と費用を見比べて、じっくり選んでいきましょう。
屋根は、一般的に以下の年数が寿命の目安と言われています。
しかし、お家の立地や周辺状況によって寿命が変わってきますので、心配な方は専門業者に相談してみるといいでしょう。
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屋根の葺き替えには、100平米でだいたい100~150万円がかかると言われています。決して安いものではありませんが、建物の寿命を延ばすと考えればかえって経済的かもしれません。
100万円前後でできるのは、屋根の上から新しい屋根材をかぶせる「カバー工法(重ね葺き)」。スレートやガルバリウムなどの軽い素材を使います。
本格的に屋根を葺き替えるとなると、さらに20~30万円ほど費用が高くなります。下地処理や廃材の処分に費用がかかるので、コストがプラスされるというわけです。外壁塗装と併せるとそれなりの費用になってしまいますが、可能ならぜひ併せて依頼してみましょう。
なるべくならリーズナブルに工事してもらいたいところですが、安すぎる会社は手抜き工事の可能性があるので要注意。知らぬ間に知識の浅いスタッフが対応していたり、耐久性のない素材を使われたりすることもあります。利用者の評判をチェックし、適正価格で対応してくれる会社に依頼しましょう。