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外壁塗装の“剥がれ”や“浮き”の原因は一つではありません。施工不備が原因の場合、乾燥時間の問題や不十分な洗浄、下地処理の不足・不備、塗料選定の不備、天候の問題など多岐にわたります。ここでは、施工不備が原因で外壁塗装のパリパリ剥がれと浮きが発生する原因をまとめました。
この記事を要約すると、、、
外壁塗装の成功には、適切な工程管理と信頼できる業者選びが不可欠です。
業者の施工不備が原因で塗装が剥がれる原因を紹介します。塗装業者を選ぶときの参考にしてください。
適切な塗装をおこなうための基本の一つは、塗料の「乾燥時間を厳守する」ことです。塗料の性能は、塗った後、十分に乾燥させることによって発揮できます。乾燥時間が短いと、外壁に対して塗料が定着できず、パリパリ剥がれを引き起こす原因をつくってしまうのです。業者に頼んで外壁塗装をおこなう場合、塗料の乾燥時間を守れる業者を選ぶ必要があります。
外壁塗装はいきなり塗料を塗るのではなく、外壁に付着している汚れや埃を高圧洗浄で取り除くことから始めます。この時、洗浄が十分におこなわれず、汚れが付着したまま塗装をすると、剥がれるリスクが高まるので注意が必要です。汚れたまま塗装をすると、ゴミや埃が外壁と塗料の密着を妨げる形となり、剥がれる原因を作ります。洗浄で手抜き工事をおこなう事例もあるので、注意しておきたいところです。
塗装前に必ずおこなわなければならない、下地処理の不足・不備も早期の剥がれを招く要因です。外壁塗装の下地処理では、塗装の前に、外壁のひび割れや汚れを綺麗に掃除したり調整をおこないます。これをおこなうことで、仕上がりが良くなるばかりか、塗装面と塗料の密着性を高める効果が得られるのです。この工程で施工不備があると、塗装の耐久年数を落としてしまう可能性もあります。
信頼できない外壁塗装業者の中には、塗料の選定や扱い方に問題がある場合もあります。例えば、施主の目的や用途に合った塗料を選定しなかったり、塗料に水やシンナーを混ぜて薄めるときの希釈率を故意に間違えたり。このように塗料の選定・扱いに不備があると、要求どおりの塗装クオリティーが得られず、剥がれが起きる原因になります。
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悪質な外壁塗装業者の中には、工期を間に合わせることだけを目的に、天候を無視して工程を進めようとする業者もいます。外壁塗装において、天候を考慮しないのはNGです。例えば雨の降る中、塗装工事をおこなうと塗料の乾燥が不十分なため、密着が弱くて剥がれが起こる原因になります。雨の時に塗装は実施すべきではありません。外壁塗装業者を選ぶときは、天候に留意した工程のスケジュールを組んでくれる業者を選びましょう。