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PC板は工場生産で品質が高い点が特徴です。ここではPC板の特徴やメリット・デメリット、外壁塗装をする際の費用や塗装のタイミングを紹介します。
この記事を要約すると、、、
PC板の外壁塗装を適切に行うことで、美観と耐久性を維持し、漏水や劣化のリスクを軽減できます。
PC板は、鉄筋が中に埋め込まれている板のことです。プレキャストコンクリート板を略してPC板と呼ばれています。搬入してすぐその場で組み立てられるように、工場で作られているのが特徴です。
PC板の大きなメリットは、工場生産によって高い品質が保てるという点です。現場で型枠を設置してコンクリートを打設する場合、天候や職人の技術で質が左右されます。工場生産であればそういった心配がなく、高い品質のPC板が安定して生産できます。
一方でデメリットもあります。工場生産なので、規格外の形や場所には対応が難しい点です。また現場でPC板同士を組み合わせる接合部に気を付けないと、漏水の原因となってしまうため注意が必要です。
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PC板の塗装費用は、外壁面積150㎡で35万円程度が一般的な相場です。ただし塗装の程度や補修の内容によって差があるため、業者には現状を見てもらってから見積もりを出してもらいましょう。
PC板の塗装は、以下の現象が見られたときが塗り替えのタイミングです。
PC板の塗装方法は、その他の素材と特に変わりはありません。高圧洗浄でしっかりと汚れを取り除き、下地調整・補修・養生作業を行ってから下塗り・中塗り・上塗りをしていきます。
ただし他の外壁材よりも下地処理には注意してください。コンクリートそのものがひび割れている、内部の鉄筋にサビや腐食が発生している、などPC板ならではの症状があります。これらの症状を確認し、下地処理で補修しなくてはなりません。