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外壁塗装の窯業系サイディングで押さえておきたいポイント

この記事を要約すると、、、

  • 窯業系サイディングは日本で人気の外壁材で、デザインが豊富で防水性・耐天性が高く、コストパフォーマンスに優れています。
  • デメリットは目地の弱さや蓄熱性の高さで、6~7年ごとに塗装メンテナンスが必要です。
  • 貼り替えやメンテナンスの頻度を考慮しつつ、適切な外壁塗装業者を選ぶことが重要です。

窯業系サイディングは、コストを抑えてデザイン性の高い外壁を求める方に最適で、定期的な点検で長期的な美観と耐久性を維持できます。

日本の外壁使用率7割超える窯業サイディングとは

窯業系サイディングは、外壁材のサイディングの1つで、日本の外壁使用率の7~8割ほどあると言われるほど、人気があります。ガラスやセメントなどを高温の窯で加熱処理して作成されているため窯業と呼ばれています。作成の工程は以下のようになっています。

  1. セメントに繊維質原料と砂・砂利以外の混和剤を加える
  2. 1を成型する
  3. 2を窯で熱や圧力を加えて乾燥させる
  4. 3を所定の寸法にカットする
  5. 4を塗装する

窯業系サイディングは全体の80%がセメント、残り20%は繊維質などで構成されています。繊維質原料には、曲げや引っ張りに抵抗する力を増す働きがあります。混和剤を加える理由は、軽量化を図るためです。成型するので、さまざまなデザインの外壁材を作れます。

作製している会社はひとつではなく、デザインに違いがあったり大きさや厚みに違いがあるため、ご家庭にあったものを選ぶようにしましょう。

窯業サイディングの費用相場

窯業サイディングの販売価格目安は以下のとおりです。

長さ10尺単位で販売されているため、外壁の広さに合わせて計算してみましょう。

価格の差は、窯業サイディングの厚さの違いにあることも多いため、総額費用だけでなく「厚み」もチェックしておくことをオススメします。

厚みのある窯業サイディングだと、レンガ風のボードが本物のような質感に見える、石板風ボードが本物のように見えるといったメリットがあります。見た目にも差が出るので、確認必須。

次に窯業サイディングの工事費用目安を見てみましょう。

窯業サイディングそのものの値段に大きな差があるため、工事費用に大きく差が出てしまうのは当然ですが、理由はそれだけではありません。

現在の外壁をモルタルから窯業サイディングに変えたいと考えている場合、どのように工事するかによって大きく総額費用に差が出ます。具体的には、「今ある外壁の上から窯業サイディングを張り付けるのか」、「モルタルをはがしてから窯業サイディングを張り付けるのか」といった点です。

外壁工事には、窯業サイディングの素材費用のほかに、「職人の足場代」、「職人の人件費」、「雑費(会社への費用)」がかかります。会社によって作業費用がまちまちなため、上手に外壁塗装会社を選ばなければ損をしてしまうことも考えられます。

窯業サイディングのメリット・デメリット

窯業サイディングのメリットとデメリットを紹介します。

窯業サイディングのメリットはデザイン豊富なところにあり!

窯業サイディングは加工がしやすいため、デザイン豊富なのが最大のメリットです。

職人が手作業で塗るモルタルと違い、工場で作られた窯業サイディングを張り付けるという作業でOKなので、技術に頼る必要がなく、失敗が少ないのもメリットと言えるでしょう。

また、窯業サイディングの表面には塗装をするため、防水性や耐天性が高まっているというのもポイントです。経過年数により効果は薄れてしまいますが、一定の期間は防水・耐天の心配がいらないため、小刻みな定期点検とメンテナンスの必要がありません。

窯業サイディングのデザインは、以下のようなものがあります。

さまざまなテイストの外壁があります。

さらに、塗装にも種類があり、

防水や耐天性を高める以外にもプラス要素を加えてくれます。

窯業サイディングのデメリットは目地の弱さ

窯業サイディングのデメリットは以下のとおりです。

メリットよりもデメリットの方が少ないことから、選ぶ人も多い窯業サイディングですが、ボードゆえの目地の弱さや蓄熱性が高いゆえの温度上昇といったデメリットには注意しなければなりません。

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施工期間や工事の流れ

窯業サイディングを依頼した後の工事の流れを簡単に解説します。

  1. 足場作り
  2. 採寸
  3. ボードの切断
  4. 貼り付け作業
  5. マスキングテープ貼り付け
  6. 継ぎ目のプライマー施工
  7. 継ぎ目のコーキング施工
  8. 足場撤去

足場を用意し、張り替える場所、取り付ける場所の採寸をおこない、ボードの採寸をし切断、金具等で貼り付けをします。継ぎ目の隙間をなくすためのにマスキングテープを貼りプライマー施工(塗装下地を塗る)、その上からコーキング施工(仕上げ塗り)をおこない、足場を撤去して完了です。

作業の期間は約2~3週間程度で短期間。

モルタル壁などで、先に撤去作業が必要な場合は撤去してから作業に入ります。

撤去しなくても窯業サイディングを貼り付けることは可能ですが、元の壁がはがれてしまうと一緒に崩れてしまう危険性があるため、撤去後の窯業サイディングがオススメされています。

また、前の外壁を撤去してから窯業サイディングを貼り付けると、外壁そのものの重さも軽減するため、家そのものの劣化速度も遅くなります。

窯業サイディングにする前に注意しておきたいこと

窯業サイディングは、外側に塗装をしているものの、6~7年程度で防水性はなくなり、劣化してしまうため取り換える必要性があります。

窯業系サイディングは安価に貼り替えられるメリットがある分、メンテナンス・貼り替えの頻度が上がってしまうというデメリットもあるため、注意して経年劣化の状態を確認する必要があります。

窯業サイディングの取り換え目安

窯業サイディングを貼り替える目安となる基準として以下の状態が挙げられます。

上記のコケやカビ、粉のようなものが手につく状態は、窯業サイディングの表面に塗っている塗装がはがれてしまうために起こっている可能性があります。塗装がはがれてしまうと、防水性がなくなってしまうため、はがれやすくなっているのです。

また、コーキング部分の汚れが目立つ状況も、劣化によりコーキングの材質が分離していることが考えられるため、一度点検で見てもらうことも検討しておきましょう。

耐久年数が6~7年程度なので、意識して点検をしていなければ、気付かないうちにはがれや反りが目立つようになってしまいます。

外装塗装会社の選び方

窯業サイディングをしている外壁塗装会社を上手に選ぶには、以下の点に注目してみると良いでしょう。

  1. 元の外壁撤去時の総額
  2. そのまま貼り付けた場合の総額
  3. 使用するサイディングの費用
  4. 工賃・人件費等
  5. 期間
  6. アフターメンテナンス(点検含む)

もともとデザイン性の高い窯業サイディングは、外観にこだわりたい人にピッタリの外壁です。また、安価なため、コストを抑えてオシャレな外壁にしたい、早く外壁工事を終わらせたいという人にも向いているでしょう。

反面で、メンテナンス・貼り換えの頻度が上がる、職人にしかできない模様付けはできないといったデメリットにも注目する必要があります。

そういった方は他の外壁材もチェックしてみて、合うものを相談したり、探したりしてみてください。

外壁塗装会社によって工賃に差があるため、何件か見積もりを出したうえで決定しましょう。

こちらのサイトでは、外壁塗装の優良会社を見極めるために、悪徳業者の手口やチェックポイントの解説、おすすめの会社の紹介をしています。

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